魂の巡り合わせ〜ミラクル
アメリカなどでは自分が養子である事がオープンにされていたりするので、ある程度大きくなってから自分のルーツを探すと言う意味で産みの親を探す人も多くいる。
最近はソーシャルネットワークの普及によって、安易探すことも可能になって来ている。そんな中で必然ともいうべき親子の関係が明らかになった。
アメリカのプロのアメフトコーチが、思い立って自分の産みの母親を探したら、意外と簡単に見つかった所からミラクルが起こった。
当時母親は16歳と言う事もあり、学業を優先させると言う家族の意向の元産まれた赤ちゃんは養子に出されていた。
父親は当時18歳。この母親は妊娠した事すら相手に告げず、一旦地元を離れて子供を産んでおり、そのまま父親は自分の子供が出来ているなど知る由もなかった。
母親と電話で話す事が出来た息子は、父親は誰なのかと聞いてみたら......自分が16歳の頃からアメフトを通じて知り合い、もし自分に父親がいるとしたら彼みたいな父親が良いなと常々思っていた男性こそが自分の父親だと言う事が判明。
28年前に知り合って、ずっと親子と知らぬまま同じアメフト選手&コーチとして良い関係を保って来ていた二人が実の親子だった!と言うものだった。
勿論、DNAテストは99.9%親子関係があるとの結果だったらしい。
しかも、父親と同じチームでインターンをしていた時には、周りからも、働く姿勢だったり、考え方だったりが似ていて「親子みたい」と言われていたらしい。
個人的に面白いなと思ったのは、父親も息子もそれぞれ自分の名前をそのまま自分の息子達につけていると言う事。
父親 Sherman, 息子 Sherman Jr
息子 Deland, 息子の息子(父親からしたら孫)Deland。子供のネーミングセンスも一緒で、何より、この四人は全てマイアミ大学でアメフト選手をしていたと言う事。
世間一般ではミラクル!とだけで片付けられてしまう様な物語だが、この場合、この父親と息子が長い長い魂の旅を経て再会したツインソウルの様な気もする。
魂が本当に求めている探し物は案外近くにいるのかもしれない。