こどもの能力の伸ばし方
私は空いた時間にはキッズメンター として水泳を教えたり、英会話を教えたりしています。キッズメンター と言う言葉を使うずっと前から、友人のこども達には泳ぎを教えたりはしていました。
メンターとは自分より若い人達がある目標を達成する為に、達成したい事に対して自分が持っている知識や経験を踏まえてアドバイスをしたり助けたりする人の事です。
職場で言えば新人教育係かな。私の立ち位置としては指導者と家庭教師の間くらいだと思っていただけたら良いかと思います。
メンタリングをするの声掛けは大切だと思っています。まずは、本人に目標達成の意志を聞きます。
「間違えたくない」気質のある日本人は大抵「達成出来たらいいと思うけど、無理だと思う」と言います。面白い位にほぼ同じ様な回答が帰ってきます。
その時に伝えるのは
・自分は達成出来ると思う様にする事。口に出す時も「25m泳ぐ事が出来る」と達成したい方に言葉を持っていく様にする事。「どうせ出来ん!」って毎回言ってしまうと、本当は出来る様になりたいのに自分の体が「どうせ出来ん!って言ってるから、よし、その様に出来んようにしてあげよう!」と思ってしまうからね、と。
・「どうせ出来ん」を「どうせ出来る」に変えること。
こどもが出来ない所ではなく、出来ている所を見る。出来ている事を褒めて、出来なかった所はあまり多く言わず、多くても二個くらいにして軽くアドバイス。「こうすればもっと良くなるよ〜」的な声掛け。
「こうしないといけない!」は避けるべし。
大事なのは、私自体が「この子は目標達成出来る」と信じてあげる事。その為にはまずはその子を好きになる。
レッスン中はこどもが感じている事を自由に表現してもらいます。なぜ上手くいかないのか?上手く行った時はどこが良かったと思う?などなど。
表現する事は間違いではない事をしてもらいます。
ネガティブな表現をされてもOK。例えば水泳の練習をしてて
「おーすごい!一気にこれだけ泳げたじゃん!」と褒めた時に
「だって、壁蹴ったから普段より進むでしょ」と言われた場合。
壁蹴りを上手く出来るって言うのは、泳ぎが上手くなる一つの方法である事を伝えます。オリンピックに出る様な選手は壁蹴りでも差が出て来ますし。
学年が上がれば上がる程ネガティブ発言は多くなるとは思いますが、「そんな事言ったらダメ」とは否定はせずにポジティブ面を伝えます。
後は、一人一人学び方が違うのでその子に合った方法をその場で見つけて試してみます。そして、難しい技に挑戦する時には「目標設定」。こどもにわかりやすい目標を伝えます。
お家の人とプールに行って泳ぐ時などは、オン・オフをしっかりつけてあげて、あまりレッスンの事は持ち出さない方が良いのかなと思います。
結局は自然に泳げていると言うのが目標なので、プールに行くたびにに「練習」「練習」ではプールが楽しく無くなる可能性も出て来ます。遊ぶ時は習った事は全部忘れて遊ぶ!その中でもし練習でやっている事を活かせていたら、それは褒めてあげてください。
出来ない事を「何故出来ないの?」と追い込むのではなく、出来る事から褒めて伸ばし、こどもが「考えて」行動する事を追加すればこどもの力はどんどん伸びていくのではないかなと思います。