Spiritual Journey 【9】それまでの恋愛観

10代の頃に立て続けに恋愛に失敗してから

「あぁ、私の事を好きになってくれる人は居ないんだ。」

「私なんかに声を掛けてくれる男性はいない。」

などなど、そもそも好きな人の前では一言も喋れなかった私。「友達」と言う意識であれば喋れるけど「好き」と意識しだすとガチガチに固まる。

話は遡って、中学生時代は３年間「彼氏」と名のつく人はいた。当時は交換日記したり、たまに一緒に家に帰ったり。家にも一回くらいしか遊びに行ってないと思う。手を繋いだ事があるかどうかも曖昧なくらい、清いお付き合い。彼氏と言っても何でも話せる訳ではなく、「彼氏」がいると言うステータスごっこだったのかもしれない。

高校生になると友達とその場のノリで先輩に電話で告白をした事があったけど、電話を切った後の罪悪感は半端なかった。もちろんアッサリ振られた。高校生の時には何故か人生唯一のモテ期だったらしく、誕生日の時にクラスメイトの男の子から「中学生の頃から好きでした」と告白された事も。しかも告白してきた相手は中学で部活が一緒だったけど、同じ中学ではない子。今となっては「試合の時にたまにしか合わないのに、好きになってくれてありがとう！」なのだが、当時は「とりあえず付き合ってみる」と言う考えは全くなく、誕生日プレゼントである腕時計だけもらって「友達」を貫いた。

夏休みにアメリカへホームステイに行った時に出逢った岐阜県の男の子からも、この頃猛烈アタックを受けた。連日の電話攻撃に、誕生日には高校生には勿体無い大きな花束をもらった。一つ年上だった彼が高校卒業後に、仕事で山口に赴任になった時は正直驚いたが、こちらも「友達」以上には考えられなかった。

この頃から「私は自分の好きな人には好かれず、どうでも良い人達ばかりから好かれる」と言う思いは強くなってきた。その思考がどんどん「恋愛が出来ない」私を作り上げていったようだ。

それから、私が出逢う人、好きになる人からは「良いように」使われているだけだった。

当時は「こんな悪い事って続くんだな！私の（恋愛）人生最悪！」だと思っていた。

今となっては何故それらを引き起こしたかは充分理解出来る。過去に戻れる位なら戻って自分にアドバイスをしてきたい所だが、その頃の私が今の私のアドバイスを聞いたところでチンプンカンプンなのは目に見えている。

周りの人は簡単に彼氏を作っているように見えてたのに対し、自分は「彼氏はできない。自分の好きな人には好きになってもらえない。」のイメージが膨らむばかり。

そのイメージが宇宙にそのままオーダーされているのだから、いつまで経っても楽しい恋愛は出来るはずもない。

まさに自分が作り上げていた恋愛パターンだった。

トニーを追いかけるようになっても、なかなかこの「幸せになれないイメージ」の壁は厚く高く、トニーと二人で楽しんでいる姿は全く想像が出来ず。イメージしようとすれば、何故か当時の同僚の顔が出て来た。あまりにも毎回毎回出てくるので、私は全く興味がないけどひょっとして心の何処かで彼の事が好きなのかな？とも思ったが、それは彼の方から送られてきた想念を私がキャッチしていただけだった。

トニーとの出逢いによって、上手くいかなかったこれまでの恋愛は、ようやく自分が作り出している事実だと知りました。この考えを手放さなければ「恋愛が上手くいかない号」に乗って山の手線の上をグルグル回っているだけ。ツインソウルはそういった事に気づかせてくれる上に、自分で「立ち向かおう」とさせてくれるものだと思います。

それから私は、前向きな宣言であるアファーメーションもしました。アファーメーションはトニーが送ってくれたものもありました。

それでも辛かったら、ヒーリングにも頼りました。ヒーリングは自分の直観でその時にお願いする人を決めました。

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。

言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。

行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。

習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。

性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

中国の言葉という説もあり、マザーテレサの言葉という説もありますが......とにかく言えるのはこの通りだと言う事。

以前の私

「どうせ私は騙される。」→友達との恋愛話になるとこう言ったネガティブな発言になる→「どうせ私は」と言う思いが軸で行動するのでその通りの恋愛パターンになる→「やっぱり私はダメなんだ....」と恋愛以外の事も全てダメ出し→自分のダメ出しの中だけに生きる窮屈な毎日を送る。

今では何でも「ハクナマタタ！」や「なんくるないさ〜」的にかなり緩くなりました。何であんなに切羽詰まっていたんだろう？！と笑えてくる位です。

今まで長年抱えてきたネガティブな恋愛観はいくらでも変える事は出来ます。私のように何十年もこれで苦しむ事はありません。まずは自分が望む恋愛のイメージをして、それを言葉に出してやってみる。自分でその第一歩を踏み出してみませんか？